神楽坂おさんぽマップ

インスタ映え
No.1
インスタ映え
今回の『おさんぽマップ』のテーマは“インスタ映え”。
2018 年現在、もっとも注目されるソーシャルメディアであるインスタグラムに投稿したくなる写真スポットを巡る、おさんぽマップをご紹介します。
神楽坂マップでのコース紹介
神楽坂でインスタ映え
神楽坂と言って思い浮かべる風景は何でしょうか。神楽坂で撮りたい写真はどんな写真でしょうかー。
神楽坂には由緒ある料亭や洒落たレストラン、かわいいものやこだわりの商品を集めた雑貨屋さんなど、沢山のインスタ映えするお店がひしめいています。
美味しそうな料理やデザート、かわいい小物をアップするのもいいですが、今回は「これぞ神楽坂」とも言える、花街の風情を残す路地をおさんぽしながら、道々にある“インスタ映え”を探していきます。
神楽坂下からスタート
地下鉄の飯田橋駅( B3出口)を出て、神楽坂通り商店街のメインストリートとなる神楽坂通りを進むと、両サイドには様々な飲食店や商店が軒を連ねます。
出発してすぐ右手にあるスイーツ屋さんのかわいいキャラクターが目にとまります。
ポルタ神楽坂の通路を通り東京理科大学の方へ。さらに右に曲がってしばらく道なりに進むと味わいのある銭湯が見えてきます。
熱海湯階段を上がる
その銭湯の脇を上がる「熱海湯階段」と名付けられた路地は、その昔、芸者さんが銭湯に入浴した後にお座敷へ出かけたことから「芸者小道」という別名でも呼ばれており、テレビなどのロケ地としてもお馴染みです。
少し苔むした古い石畳、石垣に茂る木々が、ほんの少ししっとりとした空気を漂わせます。
見番横丁へ
熱海湯階段を上がると、芸者衆の手配や稽古が行われる見番の建物が見えてきます。時間によっては情緒のある三味線の音が聴こえてくる道ですが、向かいにはテラス席のある洒落たフレンチレストランもあり、和と洋の対比が味わえます。
見番横丁から伏見火防稲荷神社
そこからまた神楽坂通りへと向かう道沿いに見えてくるのは、伏見火防稲荷神社。料亭も多く住居も密集している地域ゆえの火伏の神社。玉垣には見番である東京神楽坂組合の名とともに、かつての料亭の名が刻まれ、華やかなりし頃を偲ばせます。今でも時折、芸者さんがお参りする姿も見られます。
神楽坂通りを渡り「かくれんぼ横丁」へ
神楽坂通りを右に曲がり、少し神楽坂下の方へ戻って左へ。1分ほど歩くと趣のある扇形の石畳が並ぶ小道(かくれんぼ横丁)が見えてきます。2016年にリニューアルされたその石畳のピンコロ石の中に、ハート型の石、☆と♢が刻まれた石が隠れています。見つけるといいことがあるかも?
角の和コスメ屋さんを左折
いくつもの料亭が並ぶ路地の途中の丁字路を右に曲がると軽子坂から続く道に当たります。突き当たりの角にある和コスメ屋さんを左へ。
左手に見えてくる石畳が目印
しばらく行くと、再び石畳の小道「兵庫横丁が」左手に現れます。こちらもテレビなどのロケ地としてお馴染みの道。数々の作家が脚本の執筆のために訪れ「ホン書き旅館」として有名だった老舗旅館(現在は閉館)、と老舗料亭がひっそりと佇みます。
路地を進み寺内公園へ
さらに進むと緑豊かな細い路地へと続きます。階段の脇に並ぶお店を通り過ぎまっすぐ進むと、毘沙門天善國寺に突き当たる道ではありますが、その少し手前を右に曲がって道なりに歩いていくと、神楽坂ならではの細い路地の階段の脇に隠れ家的に小洒落たお店が現れます。その先に、その昔「行元寺」があった跡地の呼び名であった「寺内」を冠した「寺内公園」があります。この辺りは花柳街として栄えたほか、夏目漱石が寺内に住む従兄の元を訪れたり、花柳小菊、勝新太郎、神楽坂はん子なども住むなど、多くの文士や芸能人に愛された町でした。

今回は昼間に歩きましたが、夕方、それぞれのお店に明かりが灯り出す頃にはまた違った表情を見せ始めます。
そんな刻々と変化する路地の様子を楽しむのも一興ではないでしょうか。
おさんぽマップのコース内にあるお店等の詳細については各ライターの神楽坂散歩ブログでご紹介しております。
下記バナーよりご覧いただけます。
神楽坂まつり 商店街MAP
神楽坂さんぽ

神楽坂の一瞬

「神楽坂通り商店会からのお願い」

横丁や路地は、住んでいる方たちの生活の場です。
散策はマナー良くお楽しみいただけますよう、ご協力をお願いいたします。
また、神楽坂は伝統的に朝が遅い街です。
午前中の路地めぐりは特にお心配りをお願いいたします。